ジャケット

明日


飛び交う蝶は知らない
優美な姿で
飛べる時は後僅か
今に土に還る

花は風に揺れている
花弁が落ちて
雨に打たれ傷んで
枯れてしまう迄

明日が来ないからって
僕には何も出来ない
消えてしまうものならいいさ
それで それで いいさ


波は寄せては又返す
今日も 明日も
繰り返す それだけで
空しく時を移す

希望は何処へ行った
僕の知らない
遠い所へ消えてしまった
もう…  見えない…

何が僕の前を 噫
進んで行くのだろう
僕も一緒に付いて行こう
虚しいと知りながら…


泪は風を受け止めて
微かに… 光って
地面の上に落ちて いつか
消えてしまう

小さなこの手が受ける
辛い事なんて
誰にも分かる事は無い
時に埋もれて…

誰でも いつかは
過去の者となるのだろう
だけど それでも立ち止まれない
明日が来る限り

明日が来る限り

明日が来る限り…

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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明日

この歌は、当時(高校時代)に囚われていた無常観を歌にしたものです。
中学時代から無常観に囚われ、高校時代にはあらゆる物に本質的な意味を見出せなくなっていました。すべては今の刹那の事で、次の瞬間には思い出以外は何の意味も無くなると。それでも容赦なく時は過ぎ、重なる思い出は悲しく辛い事ばかり… 。そんなものに意味は無いと思いつつも、重なる悲しい過去ばかりが、日常を攻め苛み続けるのだと。まあ、そんな歌です。
この歌をもって、高校時代に作った歌の投稿を、終了します。本当は、投稿する気迄は無かったんだけど、妹に「こんな曲を初音ミクに歌わせてはダメ!」と言われた後、「ネットにアップしたら殺されるよ」と言われた所から、投稿を意識するようになりました。過去の遺物整理で見つかった、高校時代に作曲した曲をPCで同演奏させてみて、「あれ?こんな良い曲だったんだ」と勘違いした所から始まった(実際の切っ掛けは先の妹の一言ですが)今回の一連の投稿は、誰にも聞いて貰えないと言う、厳然たるダメ出しによって、幕引きとなる(本当は30曲程投稿しようと思ってました)訳ですが、やっぱり自画自賛の罪は重いですね。再生数を見ても、10回に届いたのは1曲のみで、1回や全く再生されてないものも、多々あります。正に、死屍累々…。多分、私の投稿したものは、曲の体を為して無いのでしょうね… 。そんな私の最後の曲としては、この歌が一番合っているかと思いました。
今回の投稿の過程で、勢い余って、つい、新曲も作ってしましました。この新曲を、1曲か2曲投稿したら、それを持って、投稿を終えようかと考えています。

閲覧数:83

投稿日:2021/03/22 21:54:16

長さ:03:58

ファイルサイズ:7.3MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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