僕と君は
根本的にぜんぜん違いすぎるから
そもそも僕は異界人だし
きみは天才だけど僕は凡才で
きみはからかい好きだけど僕は真摯で
君は夢を追いかけないけど僕は追いかけてる

巡り巡って君が改心したとしても
きっと分かり合うことはないだろうね

きみの勉強の仕方は予備校式で教科書通り
僕は突き詰めて考えるからテストはいつも赤点で
きみは難なく合格したね

でも分かってる
正しいのは僕の方だって
頭の堅い大人に
なる君とは別れるべきだ
だからgood bye
君の人生が間違いだったとは言わないよ
ただ、あまりに違いすぎるから
理解できない
理解したくない
だからgood bye
そうしてゴミ箱に
この手紙をそっと丸めて
君は気づかないだろう
僕は出ていく