A
やっぱりだ、ほら。
やっぱりって言ったんだ。
君なんかにさ、もう僕は騙されやしないよ。
きっと触ったら、
きっと触れてしまったら。
君なんかのさ、心さえ見えないのだから。
B
もうじき最終電車が、君を体ごと攫ってしまう。
夏の風が吹いていた。蒸し暑さを盗んだ。
最終電車に乗って笑う君が、手を振った。
それも遠くなってしまった。
忘れたいような記憶だ。
C
君の話した言葉が、乾いた心に
消えないインクで残ったもんだから、
一つ一つが、薄れないまま、
嘘に変わって行く。酷い朝だなあ。
A
やっぱりだ、ほら。
やっぱりって言ったんだ。
君なんかにさ、もう僕は騙されやしないよ。
結局は、そうさ。
結局はそうなんだ。
君なんかとさ、冗談言って笑うなんて。
D
裏切りの朝に、目覚めた僕は一人。
どこまでも、どこまででも、
遠くに行ってしまえばいいと思った。
A
やっぱりだ、ほら。
やっぱりって言ったんだ。
君なんかにさ、もう僕は騙されやしないよ。
きっと触っても、
キスをして笑っても、
今日の朝を、君と迎える僕なんていなかった。
一度でいいから、
君の心が見てみたかった。
今は、それだけさ。
【作曲者募集】ウラミトホシ
『結局僕は、君の心さえ見通せなかったんだ。』
突然の別れの歌です。
補足:
(少し音数に不規則な部分があったので…曲をつけていただける際は参考程度に)
Bパートについて:
一連目の「もうじき」はアウフタクトのつもりです。二つの連の入りはどちらも「最終電車」で入る感じにすると文字数が合うと思います。
Cパートについて:
二行ずつで分けているつもりです。かつ、一行目の「君の」がB同様アウフタクトにすると文字数が合うと思います。
全体の構成について:
ABCADAという構成ですが、サビ的な部分は恐らくAになると思います。
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