地獄ポップス　-Instrumental-

鬱P

地獄ポップス

アイフォンで綴る散文詩を　キッチュでガーリーなメロディに乗せて
若者の代弁者だとか言われ　女の子の武器強調させて歌う

「救われました」で食い繋ぐ唄うたいは　今日も地獄で題材探し

路肩の排水溝に詰まった　背広への嫌悪かき集め
酸いも甘いも比喩で暈して　やたらと甲高い声で歌う

「言いたいことを言ってくれた」唄うたいは　今日も地獄で巨悪探し

同族嫌悪と仲間意識

風変わりな愛を込めて　同じ心を抱える者へ
屑による屑のための唄が今日もけたたましく鳴る
君の方へ

とある病をこじらせて　天邪鬼さをこじらせて
辿り着いた場所で鳴っていた音音音音音
独り善がりをこじらせて　自殺願望こじらせて
それぞれの眠れぬ夜が共鳴共鳴共鳴

ああああああああああああああああああ
誰にも気付かせたくない感性と　誰かに気付いて欲しい鬱憤と
それぞれの眠れぬ唄が共鳴共鳴共鳴

風変わりな愛を求め　嗜好回路繋げて笑おう
屑による屑のための唄が今日も暖かく鳴る
一生消えることのない一小節を地獄で分ち合おうぜ