下向いて涙した君を見た
水溜りに濡れた君の姿
窒息を完了した心が
また誰かの心を沈めようと

毎日暮らし続けていたら
あんなに好きだった漫画さえも
誰よりも古いと言えるほど
君も僕のように苦しんでた

何のため？
誰のために？
うそついて
今を生きて
返してと
嘆いてた
裏切りは
今を罵る

あてもなく車を走った
全て忘れるために
もう泣くこともない
なら二人で旅をしよう

黒い空に輝く君の目が
僕の目には何よりの一等星
もっと早く来たらよかった
そんなことを考えるほどに

覚めないんだっていい夢を見よう
追いつけない速度で行こうよ
首を絞めてくる真空に
心さえ奪われてく

隣にいた君の声が
かすれて忘れないように
脳裏に刻もう
いつでもまた会えるように

あてもなく車を走った
全て忘れるために
もう泣くこともない
なら二人で旅をしよう
果てのない銀河を超えて
巡り合えた二人
もう泣きたくてしょうがない
なら二人で旅をしよう
誰もいない世界へ