1
目の前の柵をいま飛び越えて・・・
ずっと 待ってたんだぁ
この平凡な日常に 非現実が迎えにくるのを
希望もないこの場所で
私だけの王子様が くるのを待っていた
そんなの・・・あるはずないじゃん
少女は階段を のぼりはじめた
すれ違う人は何も いわないの
頬をつたう涙・・・落ちる一雫
少女はうつむいて 歩くだけ
2
この 心の中に
いつしか生まれた 黒い影だけが友達なんだよ
光りもないこの場所で
わたしは・・・
少女はひとり 屋上で
泣きながら大声で 叫んでた
“生きてるのが つらいよ!!”
目の前の柵にいま足がかかる
ふと うしろに感じた温もりは・・・・・
あなたですか・・・?
嗚呼 心臓がとまる
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