【S0】
ありがとうと さよならを
白い手紙にしたためて

抜けるような 窓の外へと
風に乗せて飛び立たせるよ

【A1】
小さな靴と 黄色いエプロン
少し幼い花柄の布団
ふたりで過ごした日々がそこにある

【A1'】
奇跡のような出逢いだね
バカみたいだけれど

そう
一目見た瞬間に
恋に落ちていたのさ

【B1】
ふたりで見た景色はずっと
心に焼き付いてるんだ
このまま消えないように
僕は筆を走らせる

【S1】
ありがとうと ごめんねを
歪な文字でしたためて

行くあても 分からないまま
風に乗せて飛び立たせて

ただただ空の彼方へ
真っ直ぐに進め

【A2】
白が基調のインテリアも
少し薄めのカレーライスも
僕の好みとは違っていたのに

【B2】
いつの間にかそれが当たり前で
今日も無意識にカレーを混ぜてるんだ
ふとした日々の中に
君のことを思い出す

【S2】
ありがとうが 言えなくて
すれ違った夜もあれば

愛してる その一言で
分かりあえた夜もあったね

【C】
君の居ない月の下で
一人きりの部屋が少し広くて

【S3】
ありがとうと さよならを
滲んだ文字でしたためて

遠すぎて 届かなくても
風に乗せて 飛び立たせて

まだまだ遥か彼方へ
真っ直ぐに進め


―――――以下、平仮名(内は1音で2文字です)―――――


【S0】
ありがとおと さよならを
しろいてがみにしたためて
ぬけるよな まどのそとえと
かぜにのせて とびたたせるよ

【A1】
ちいさなくつと (きい)ろいえぷ(ろん)
すこしおさない はながらのふ(とん)
ふたりですごした ひびが そこに ある

【A1'】
きせ きのよなであいだね
ばかみたいだけれど

(そう)
ひと めみた(しゅ)んかんに
こいにおちていた のさ

【B1】
ふたりでみたけしきは(ずっ)と
こころにやきついて(るん)だ
このままきえないよに
ぼくわふでをはしらせる

【S1】
ありがとおと ごめんねを
いびつなもじでしたためて

ゆくあても わからないまま
かぜにのせて とびたたせて

ただただそらのかなたえ
まっすぐにすすめ

【A2】
しろがき(ちょ)おの いんてりあも
すこしうすめの かれえらいすも
ぼくのこのみとわ ちがあ ていた のに

【B2】
いつのまにかそれがあたりまえで
(きょお)もむいしきにか(れえ)をまぜて(るん)だ
ふとした ひびのなかに
きみのことをおもいだす

【S2】
ありがとおが いえなくて
すれちがあたよるもあれば

あいしてる そのひとことで
わかりあえたよるもああたね

【C】
きみのいない つきのしたで
ひとりきりのへやが すこしひろくて

【S3】
ありがとおと さよならを
にじんだもじでしたためて

とおすぎて とどかなくても
かぜにのせて とびたたせて

まだまだはるかかなたえ
まっすぐにすすめ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

○【歌詞応募】紙飛行機(仮題)

甘い夢 様の曲
https://piapro.jp/t/-YWD
に応募させていただいた歌詞です。

長く連れ添った夫婦(もしくはカップル)の別れの詩です。
直接的には記してませんが、妻を亡くした夫目線をイメージしております。
悲しさだけでなく、優しいメロディによる穏やかさも出るように…と意識したつもりでございます。

気になる部分は修正・調整いたしますのでお気軽にお声掛けくださいませ。

閲覧数:214

投稿日:2023/11/25 16:26:28

文字数:1,222文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 甘い夢

    甘い夢

    使わせてもらいました

    遅くなり、申し訳ありません。
    ご応募ありがとうございます!
    朱音リオンさんの歌詞を採用したいです!
    歌詞に関しては携帯メールでご連絡いたします。
    どうぞよろしくお願いします。

    2023/12/26 09:07:33

    • 朱音リオン

      朱音リオン

      この度はご採用いただきありがとうございます!
      それではご連絡お待ちしております♪

      2023/12/28 10:19:18

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