小さな僕らの世界で
大きな出会いと別れ
「いつかまた会えるよ」と
言う日は近いのかな―――


「後、何カ月…」
うんざりするくらい聞きなれた言葉
全然実感がわかないんだ

「もう少し…」
とか、言われても
どうすればいいかなんて思いつかないんだ

あたしはなんでこんなところで
立ち止っているの

僕はなんで振り返ってばかりで
前を見ようとしないの

ここにいれるのがあと数カ月
本当かな??

早く出たい気持ちと
まだいたい気持ちが交差して

あたしの心を揺さぶるの

どうすればいいのかなんて
分からないんだ

でも誓うよ　これだけは
今の僕　あたしがいるのは
ここにいる皆のおかげ
「ありがとう」を
今、君伝えるよ


「楽しかったね…」
もうスグそんなことを
言うのかな??

「さみしいね…」
なんて言って泣くのかな

そんなありきたりの言葉しか
思いつかない今…

僕はどこを向いている??
前が向けないんだ

本当に「ばいばい」って
言わなきゃいけない日がくるのかな??

早く出たい気持ちと
まだいたい気持ちが交差して

あたしの心を揺さぶるの

どうすればいいのかなんて
分からないんだ

でも約束する　これだけは
残りの日々を　大切に
皆と過ごす事を
「ありがとう」を
今、君に伝えるよ


「好きだったんだ…」
３学期はそんなことを
好きな人に言うのかな??

「失恋しちゃった…」
って卒業式前に泣くのかな

恋も青春も覚えた
この場所は――――

あたしは今　想い出に浸っている
前を向けずに　後ろを見ていて

俺は今　未来を見つめられず
現実の足元見つめている

早く出たい気持ちと
まだいたい気持ちが交差して

あたしの心を揺さぶるの

どうすればいいのかなんて
分からないんだ

でも決意する　これだけは
後で後悔しないように
今のあたしの気持ちを
「大好き!!」を
今、君に伝えるよ


ねぇ、さよならは
もうスグなんだよ
こんな風に
笑いあえるのもあと少しなんだ

ねぇ、ばいばいは
そこにあるんだよ
こんな風に
おしゃべりできるのもあと少しなんだ


「さよなら」
言いたくないけど
でも、まだ少しだけ
残っている日々をギュッと抱き
一緒に歩いていこうか―――

「ばいばい」する
そのときまで