わずかに触れた　指紋を拭うように
モノクロ　そっと　かぶせた
「アカイロ」「アオイロ」「モモイロ」
全て灰に　染め上げた朝

走る雨音　私を追い詰めて
道化みたい　狂う時計の音
水に　一滴　落ちる墨の黒は
いつまで　私を　この　闇の底に縛り付けるの？

それは　優しくて　悲しい　君の目の色
まどろみ　ただよって　今も　動けなくなる
だから　断ち切って　彩度を　0に落として
白んだ　空の色　この目に焼き付けて


たわんで切れた　感情拭うように
モノクロ　そっと　重ねた
「ベニイロ」「ソライロ」「ニジイロ」
全て灰で　彩った朝

積もる記憶は　私を追い詰めて
それでいいよ　狂え世界の音
水に　一滴　落ちる血の波紋は
いつまで　私を　この　暗い場所に縛り付けるの？


瞼の裏の君は　どこまでも鮮やかで
胸を抉る　極彩色
それでもいつかは　消えて　忘れてしまうの？
ただ　声を枯らして

それは　優しくて　悲しい　君の目の色
まどろみ　ただよって　今も　動けなくなる
だから　断ち切って　彩度を　0に落として
白んだ　空の色　この目に焼き付けて

いつまでも　このまま
モノクロ　焼き付けて

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わずかにふれた　しもんをぬぐうように
モノクロそっと　かぶせた
「アカイロ」「アオイロ」「モモイロ」
すべてはいに　そめあげたあさ

はしるあまおと　わたしをおいつめて
どうけみたい　くるうとけいのおと
みずに　いってき　おちるすみのくろは
いつまで　わたしを　この　やみの　そこに　しばりつけるの？

それは　やさしくて　かなしい　きみのめのいろ
まどろみ　ただよって　いまも　うごけなくなる
だから　たちきって　さいどを　ぜろにおとして
しらんだ　そらのいろ　このめにやきつけて


たわんで切れた　かんじょうぬぐうように
モノクロ　そっと　かさねた
「ベニイロ」「ソライロ」「ニジイロ」
すべてはいで　いろどったあさ

つもるきおくは　わたしをおいつめて
それでいいよ　くるえせかいのおと
みずにいってき　おちるちのはもんは
いつまで　わたしを　この　くらい　ばしょに　しばりつけるの？


まぶたのうらのきみは　どこまでもあざやかで
むねをえぐる　ごくさいしょく
それでもいつかは　きえて　わすれてしまうの？
ただ　こえをからして


それは　やさしくて　かなしい　きみのめのいろ
まどろみ　ただよって　いまも　うごけなくなる
だから　たちきって　さいどを　ぜろにおとして
しらんだ　そらのいろ　このめにやきつけて


いつまでも　このまま
モノクロ　やきつけて