「約束しよう」と、差し出された小指
僕は どうしてもその指を 絡ませる事が出来なかった
「約束だよ」って 嬉しそうな君の
笑顔が瞼に焼き付いて 離れないんだ

─最期の、残像─

手を伸ばしても、声を嗄らすほど叫んでも
君は遠くで 微笑むばかりで
空(くう)を掴む手は 血が滲むほど握り締めて
溢れそうな言葉を 堪える嗚咽に代えて
ああ、僕はなんて こんなにも愚かだったんだろう


目の前の君は 酷く歪んでいて
夢と 現実との区別も つかないほど酷くおぼろげで 
瞳(め)に映る僕は 今にも泣きそうに
冷たい君の頬に触れて やっと気付いた

─最期に、口付けを─

手を伸ばしても、声を嗄らすほど叫んでも
君の姿は どこにもなくて
追いかけた背中 苦しくてかきむしった胸
溢れそうな涙を 降り出す雨に溶かして
ああ、君はどうして あんなにも綺麗だっんだろう


交わせなかった約束 二度と合う事のない視線
あの時、小指を絡ませていたら
それだけでも 君は幸せだったの…?


手を伸ばしても、声を嗄らすほど叫んでも
君は遠くで 微笑むばかりで
空(くう)を掴む手は 血が滲むほど握り締めて
溢れそうな言葉を 堪える嗚咽に代えて
ああ、僕はなんて こんなにも愚かだったんだろう

手を伸ばしても、声を嗄らすほど叫んでも
君の姿は どこにもなくて
追いかけた背中 苦しくてかきむしった胸
溢れそうな涙を 降り出す雨に溶かして
ああ、君はどうして あんなにも優しかったんだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

果敢ない小指

少し久し振りな投稿です><
今回は切ない感じを目指して書いてみました。

いつもグダグダと説明が長いので今回はあえて書かずにいようかと…
読んで何かを感じていただけたら嬉しいです。

閲覧数:135

投稿日:2008/10/16 23:40:09

文字数:637文字

カテゴリ:歌詞

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