「咲かせ散らせよ緋の華を」


黄泉比良坂を越えて来た
姿の見えない悪鬼羅刹
対する僕は
死神を自称し闇に生きる者だ

追えど追えども捕まらぬ
ならばと
奴の雑兵共を先ずは刈ってやりたくなる
ねえ、知ってる？
命って闇でキラキラ輝いている
そこへ鎌を振るうんだよ

咲かせ散らせよ緋の華を
腐臭を拭って清らかに
健気な灯を消さぬよう
この手は汚れてもいいさ
壊せ壊せよ現の世
夢ある明日をつくるため
健気な灯を消さぬよう
大義名分を掲げて


奴を味方だと思ってる？
姿の見えない悪鬼羅刹
お前らだけなら勝手だけど
奴は周りにも牙を剥く

強く輝くお前らの命
酷い腐臭がするのな
鼻が曲がって落ちそうだ
キラキラとした輝きが
刹那に緋色に染まり散る様は
さぞや美しいだろうよ

咲かせ散らせよ緋の華を
腐臭を拭って清らかに
健気な灯を消さぬよう
この手は汚れてもいいさ
壊せ壊せよ現の世
夢ある明日をつくるため
健気な灯を消さぬよう
大義名分を掲げて


己が事だと気付いてる？　などと
愚問中の愚問だね
数多の罪を無意識に
気遣う言葉は免罪符じゃない
大変なのは誰もが同じ
恥ずかしくはないのかい？

咲かせ散らせよ緋の華を
腐臭を拭って清らかに
健気な灯を消さぬよう
この手は汚れてもいいさ
壊せ壊せよ現の世
夢ある明日をつくるため
健気な灯を消さぬよう
大義名分を掲げて