ジャケット

八月の澄み切った海を
「ああ、綺麗だ」って
目で見て心で処理した
身体で確かめることもせず

モノクロに蝕まれ始めた
記憶の中で
手を振る君の視線を
背中に感じた気がした

もし今世界が
時間を忘れて
どこかに消えてしまったのなら

抱えきれない思い出と
見慣れた街にさよならを
あてもなく歩き始めた

さては夏、お前のせいだな。
鼻の奥がじんとしてしょっぱいのも
覚えてないかな 君と交わした指切り
まるで遠く光る真昼の一つ星みたい
僕らはまた二人で空を見られるかな


君と僕だけしか知らない
秘密の場所で
彼方に沈む夕日を
ただただ眺めていたんだ

「あと少しで届きそうなのに。」
微笑む君が
踏み出す足のその先に
あるはずの地面は無かった

落ちていく君は
あまりに綺麗で
まだ見ていたいと願ってしまう

美しいほど残酷な
記憶を語る後悔が
僕をここに連れてきたんだね

さては夏、お前のせいだな。
胸の奥がじんとして苦しいのも
覚えてないよな 君を探した踏切
いつか遠く光る真昼の一つ星になる
僕らはまた二人で夏に溶けていった


開け放つ窓の向こうには
きっと何か特別な物語があるんじゃないかな
そんな理想を抱いた
いつか遠く光る真昼の一つ星でさえ
僕らをまた二人にしてくれる気がした

さては夏、お前のせいだな。
鼻の奥がじんとしてしょっぱいのも
覚えてないかな 君と交わした指切り
まるで遠く光る真昼の一つ星みたい
僕らはまた二人で空を見られるかな

00:00 / 04:06

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏星アトリビュート offvocal

※関連ファイルにwav音源があります。

閲覧数:1,305

投稿日:2022/06/19 17:49:48

長さ:04:06

ファイルサイズ:5.6MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

クリップボードにコピーしました