ヒトが着る服の切れ端を
集めてノリでテープで
身体に貼りつけてく

「ほら 見て きれいでしょ
どこにも売っていないんだよ」

切れ端に切れ端が重なって
カラダが見えなくなっていく

ねえ 君は今
どこにいるのですか


いつしか埋もれて 土と同化して
ヒトに踏まれて 色褪せた

服は膨らんでいくのに
心はすり減っていくばかり

ねえ 君は今
どこにいるのですか


這い出して 立ち上がって
自分はここにいるのだと
大声で泣いて叫んで
それのどこがいけないの


「そんなもの」引き裂いて 投げ捨てて
頼りないカラダを僕に見せて

それから細い腕で
紅く染まった僕の頬を
おもいっきり引っぱたいてよ


僕がここで呼吸していることが
夢ではないのだとおしえて

君は確かにここにいるのだと
きれいな涙の上にのせて
僕におしえて


お願い お願い


そのあとに僕はこう言うんだ
「僕もここにいていいですか」と

ただひとりの 君に言うんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ニジイロヒツジ

初投稿です。
もこもこな服ってかわいいなぁ^q^
っていう妄想から始まりました←

閲覧数:17

投稿日:2010/10/31 22:41:00

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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