夢を追い続けてもう幾年過ぎただろう かつて君と描いた夢に縋っては
未だ道を紡げない僕の物語 君すらも僕から遠ざかってしまった

此処が最果てでないと知っていても 当てもない旅路に終止符を打ちたいよ
嘘と偽善に塗れたこの世界は狂ってる こんな世界で生き続けるのは苦しい

泡沫に沈んだ夢希望の欠片が 境界の淵に立つ僕に語りかける
かつて見続けた幼い夢の中の僕が 呟いた「この夢から僕を連れ出して」

この腕には世界を変える力は宿っていないけど
それでも胸に抱いたかつての夢叶えたい
いつかまた夢を振り返り僕が僕と向き合って
これで良かったんだと思えたいそのため
今僕が僕で在るために精一杯生きよう


夢を追い続けた果てに見つけたものは 形にならぬ僕の思いそのもの
挫けそうになると境界に踏み入れ またかつての僕と交わす約束刻む

お互いもう分かりきっていたことだった 褪せた夢希望はいつ消えるか分からない
かつての僕が境界(ここ)に居れるのはいつまでだろう 別れの時は刻々と迫っていた

この腕には世界を変える力は宿っていないけど
僕が僕を守る力さえ宿していない
「嫌だ嫌だ消えちゃ駄目だ」そう縋っても虚しくて
かつて放り投げた夢は儚く消えて失くなった
そうして悔やむんだ 過去を踏みにじり でも君はもう…


不意に語りかけた聞こえるはずのない声
空を仰ぐ光差し込む道 現に傾く

創造を超え
いつか見た空想が現実と未来へ繋がった
かつて消えた夢希望が羽を伸ばす
いつかまた夢を振り返り僕が僕と向き合って
これで良かったんだと思えたいそのため
此処に希望絶やさぬよう見守り続けよう


<読み仮名>
ゆめをおいつづけてもういくねんすぎただろう
かつてきみとえがいたゆめにすがっては
いまだみちをつむげないぼくのものがたり
きみすらもとおざかってしまった

ここがさいはてでないとしっていても
あてもないたびじにしゅうしふをうちたいよ
うそとぎぜんにまみれたこのせかいはくるってる
こんなせかいでいきつづけるのはくるしい

うたかたにしずんだゆめきぼうのかけらが
きょうかいのふちにたつぼくにかたりかける
かつてみつづけたおさないゆめのなかのぼくが
つぶやいた「このゆめからぼくをつれだして」

このうでにはせかいをかえるちからはやどっていないけど
それでもうでにいだいたかつてのゆめかなえたい
いつかまたゆめをふりかえりぼくがぼくとむきあって
これでよかったんだとおもえたいそのため
いまぼくがぼくであるためにせいいっぱいいきよう


ゆめをおいつづけたはてにみつけたものは
かたちにならぬぼくのおもいそのもの
くじけそうになるときょうかいにふみいれ
またかつてのぼくとかわすやくそくきざむ

おたがいもうわかりきっていたことだった
あせたゆめきぼうはいつきえるかわからない
かつてのぼくがここにいれるのはいつまでだろう
わかれのときはこくこくとせまっていた

このうでにはせかいをかえるちからはやどっていないけど
ぼくがぼくをまもるちからさえやどしていない
「いやだいやだきえちゃだめだ」そうすがってもむなしくて
かつてほうりなげたゆめははかなくきえてなくなった
そうしてくやむんだ かこをふみにじり でもきみはもう


ふいにかたりかけたきこえるはずのないこえ
そらをあおぐひかり さしこむみち うつつにかたむく

そうぞうをこえ
いつかみたくうそうがげんじつとみらいへつながった
かつてきえたゆめきぼうがはねをのばす
いつかまたゆめをふりかえりぼくがぼくとむきあって
これでよかったんだとおもえたいそのため
ここにきぼうたやさぬようみまもりつづけよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢希望

僕が僕で在り続けるそのために
今此処で今を生きよう


紅季煉獄様の曲に歌詞をつけさせていただきました。
http://piapro.jp/t/X-z7
綺麗な曲調で気づいたらテーマぼんやり妄想してました。

歌詞を見れば分かるんですけど、テーマとして「希望」
タイトルは「ゆめきぼう」とそのままですが。

念のため平仮名歌詞をつけさせていただきました。
率直な思いを綴ってみました。


ここからは参考程度に。
「境界」というのは、強いて言うならば世界の境い目…今ある言葉で言うなら三途の川みたいな場所っていうイメージです。三途の川っていうとイメージ悪いですけどね。
人々がかつて抱いた夢や希望が捨てられた場所です。
で、この歌詞の主人公(?)もかつてそこに夢を捨てた一人で。ひょんなことで境界に辿り着いてかつての夢と約束をします。
歌詞中にもありますが…要は夢を叶えてほしいっていう。
でもその思いも虚しく、かつての夢は消えてしまいます。
境界にある夢や希望は、いわば廃棄物。つまりいらないもの。放置され続ければいつかはなくなってしまうもの。主人公のかつての夢も消えてしまうんです。
でもでも、そこから立ち上がり、かつて描いた夢を現実で取り戻す…っていう壮大な妄想です(笑


歌い手指定はミクでお願いします。

閲覧数:140

投稿日:2011/11/22 22:54:51

文字数:1,529文字

カテゴリ:歌詞

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  • 紅季(紅季煉獄)

    紅季(紅季煉獄)

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    夜分ながら…紅季煉獄と申します。
    先日というには幾分月日が過ぎてご挨拶が遅れてしまいました(^ ^;;

    遅ればせながら、
    先日漸く歌詞選考を終えた次第です。
    選考作品発表は本日中に介しまして、
    曲の更新と共にUP致します。

    上記までが同一文です。


    以下より少しばかり私事を…
    作品について、連想したのは黄泉比良坂の淵でした。
    言葉には力があると申しますが、この歌詞からは一つ一つに思いが感じられました。

    時折古風な麗美さを思うこともあり、イチハツ様が和風な歌詞を書かれたならどうなるのだろうと興味に現を抜かした時折でした。

    さて、これから益々冷え込みが酷となる時期を迎える頃合…どうぞご自愛下さいますよう。
    長々と失礼致しました。

    2011/12/12 21:21:01

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