冷たき刃突き立て
散るは銀の火花(しろがねのはな)
行き場のない想い(こころ)抱きて(いだきて)
声なき聲が慟哭く(なく)

なぜ、なぜ
確かに「ここ」にあったはず
ぽろ、ぽろ
握りしめた指から溢れてゆく

在りし日の記憶は既に遠く
掻き集めた残滓さえ露と消え

肩を並べて笑った日々
共に涙零した暁の光

袂分かち遠ざかる足音
いずれ交わる抗えぬ道


振り下ろされし刃
散るは銀の火花(しろがねのはな)

見下されし瞳 知るは彼我の差
かつての友は何処にも無く

喉潤す甘露に酔いしれ
刻(とき)忘れ夢語った遠き日々


再び合間見えるは戦さ場(いくさば)
血塗られしかつての憩いの場

ああ、ああ
これが時の定めというならは
ぽろ、ぽろ
溢れる雫を拭うことなく

この切っ先、突き立てるまで
戦下に散る銀の火花(しろがねのはな)

思い出が消えても
記憶を失っても
ただ、この花だけは
忘れない
刃迸りし銀の火花
(やいばほとばしりし、しろがねのはな)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集中】銀の火花(しろがねのはな)

和風テイストな歌詞ですが、勢いのある楽曲をつけていただけたら嬉しいです。
出来れば男性ボカロor歌い手さんでお願いします。

なお、歌詞の調整等は可能です。
PIAPROよりも、Twitterの方が連絡がつきやすいです。
( tendoum )

閲覧数:251

投稿日:2018/05/25 02:13:00

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました