ふと見上げた空
青く広いそれはいつだってあるのに
それゆえに私達は忘れがちで
何かを感じて立ち止まる
鳥のように羽があれば自由になれるの
だけどそれは本当に幸せ?
風を切って飛び立つ鳥に帰る場所はあるのだろうか
野良ネコのように気ままな生活
毎日ゆっくり時が流れる
だけどそれはほんの一部で知らない苦労もあるはず
久しぶりに見上げた空
青が霞んだ気がするのはきっと気のせいじゃなくて
それゆえに私達は罪を犯し
それでも変わらず過ごしている
春の柔らかな青と綿雲
夏の濃い青と入道雲
秋の高い青とうろこ雲
冬のどんよりした重たい雲
朝日の差し込む光
昼間の太陽の眩しさ
夕暮れの茜色と鮮やかなグラデーション
夜の月の柔らかな光
忙しさに心を亡くしたとき
悲しくて苦しいとき
嬉しくて楽しいとき
見上げてみよう ほらいつだって
広くひろがっているから
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