【初音ミク】三面鏡【オリジナル曲】

人間、誰しも仮面、実面の二つや三つなんて持っているもので。
けれど、その繋ぎ目が稚拙であることは避けなければならなくて。
なんとも、危うい世界だなぁと思う今日この頃。
今回はしゅーくりーむの思考メドレーを歌っていただきました。

ーーー以下、歌詞ーーー

三面鏡
Vocal:初音ミク(V3)Original&Dark&Solid
Music:しゅーくりーむ

もしも私の思う夢が
キミの夢と違ったりしても
そんなことは当たり前で
例えるなんてするまでもなくて

もし　私の幸せが
キミの目から見てみたときに
とてもひどいものに見えたなら
キミは一体どうするのかな

なんて

例えるなら命あるものの定めの
限りある生を全うするにはとか
出口の無い思考の渦に囚われ
前を向く いや 前すら
何処かもわからぬこと

もう一つ

例えるならこの世界をみるには
何枚ものの虚像を　掻い潜って
見るしかないことを　そう　見つめて
真実を　いや　全てを
認めぬような不毛なこと

さて

この上ないほど密室な
こころを組み上げられたならば
誰にも知られることなく
幸せを抱くことが出来ますか

この上ないほど滑稽だ
そう全てが笑うならば
私はこの閉じた幸せ
抱きしめ続けることが出来ますか

そうよ

もし　キミの幸せが
私のものと違ったりしたら
なんてこと を考えちゃうわ
曲げる気なんてさらさらないけど

もしもキミの思う夢が
私のものと同じだったら
それは良いなと思うけれど
やっぱり今は違うから意味無いね

例えるならアダムとイブのように
ひとの関係としてはあまりにも狭い世界
ふたりぼっちが60億までひろがって
世界の いや 生き物の
嘘みたいな出来事

例えるなら大事なひとを傷つけたくない
そう思うだけでは 何一つ変わらぬように
閉じた世界で幸せを独り願ったら
叶うの いや それとも
虚しさにうちひしがれるのかな

そう

キミの言葉は写し鏡
わたしを写すまあるい鏡
そもそもすべては写し鏡
水晶体に映ったわたしのこころ

だから

この世界はわたしの鏡
手の届かないほど広い世界は
目をそらし知らないでいたい
わたしを知らないわたしの鏡