たった今あなたの息の根が止まったの
幾千の静寂と怠惰の間で生きていて欲しかった
閑散な風景 簡単なことではないさ
当然の事だろう 確かにこの場所にいるの

愛すべきあなたの本当の名前を知りたいな
絢爛じゃないけど一輪の花だけ置いていくよ
反対しないでね 僕だってもう直ぐ逝くからさ
散々な人生 それでもいいんだと思う

いつだって「案外悪くない」って思うよ
今も本当はそんなに悲観してないのかもしれない
どうだって良いやと動かない体で嘆いたら
一陣の風が僕を揺らした

遠景に咲いていく 本当の最後が
「こんなのじゃないでしょう?」
あなたは笑っているの? そんなわけないや
明日は雨模様

「絶対」がいつでも嫌いな僕たちはずっと
確定を避けては何かから逃げていたようなんだ
木漏れ日を受けてあなたが眠っている石が
反射して僕の体を突き刺していくよ

今だって待っている あなたの呼ぶ声をずっと
変な人なんだよ あなたにはわかってほしい
単調な日々でも僕らは笑っていた そうさ 

こんな人生に意味なんてないんだろう

晴天に祈りを あなたへと祈りを
苦しくてたまらないよ それでも前を向くんだ
震える手を伸ばす

遠景に咲いていく 本当の最後が
「こんなのじゃないでしょう?」
あなたは笑っているの? そんなわけないや
明日は雨模様

あなたの場所まで逝けるといいのに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花、葬送 歌詞

『花、葬送』という曲の歌詞になります。

閲覧数:83

投稿日:2017/08/22 12:53:39

文字数:585文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました