硝煙を上げる銃口 止まった排熱
空洞 左胸の奥から
からから 空っぽの部屋に響いた
駆動を永遠たらしめる機構が
存在しないことを証明してみよう
手近な紙と鉛筆で、ほら
真っ暗な箱に閉じ込めた半々の私を確かめたいだけだよ
おぼつかぬ足取りで 白い壁伝い
出口をわけもなく探していた
平坦な心電図を映すモニター
打ち捨てられた身体
時計の針でさえも今や動かない
この世界は始まらないと知る
冷たくなる君の呼吸を止めたのは
果たして私か、それとも?
下らない空論ばっか並べ立てては
玩具箱の中身のように君を再起動したい? どうしたい?
「模倣したいよ、君を」
囁くような最後の吐息で私は目を覚ました
唾棄した言葉でさえも抱きしめていたんだ
軋む心臓 ただ君を待った
君の所為で思い出した拍動 化学反応と電気信号が
静寂を裂いてアラートを鳴らした 機械仕掛けの神様はどうして
ただ染みになる運命の有象無象へ気紛れに生命を渡したのか
薄まる酸素濃度 白い壁に刻まれた傷跡
脈動の痕跡 虚像の投影 その体で造り出された愛玩物
心臓の不在を悟っても 体に刷り込まれている熱の
在処を証明するための数式がまだ見つからない 私はまだ知らない
教えてもらっていないんだよ
「君が目を覚ますのを見届けてから、もう一度眠りに就きたいの」
鏡像の残骸に自我を説いては失くした部品を探していた
破棄した記憶が喉を絞めつけていたんだ
否定の命題をただ飾って
君がとうに私じゃないことも歯車の脳に刻み込んで
最深で呻いた鉄錆の薄片
機械仕掛けの呼吸じゃどうしても
正しさを湛えた君の双眸に私を映すことが出来ないから
間違った記録と壊れた君を以て
直し方が存在しないことの証明としよう
絡まって空回った配線を手に
君の部屋から出る術さえ持たない私を笑え
唾棄した言葉をどうして抱きしめていたんだ?
軋んだ駆動で君を待っていた
私を刺した虚ろな虹彩に光が灯らないなら
せめてその目蓋を閉じてあげよう 機械仕掛けの悲鳴は声もなく
微熱を残す唇にそっと最後の呼吸をあげる
私と君に
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