想い出ハイライト

五月雨の隙間
白い月が覗く
昼下がりの空

あてもなく街を歩く
音の鳴る方へ
何かを探して

16時半のバスに乗れば
視界ぼやかしてく突然の雨
映りゆく孤独な街角に
冴えない顔の僕が重なる窓

深い深い深い後悔だけ残して
僕はまだ泣いてるモノクロの世界で
淡い淡い淡い想い出だけ残して
君はまた笑顔で手を振って消えてゆく
曇りガラスなぞる指
過ぎ去ってゆく風景に
鏡文字で描いた別れの言葉
「さよなら」

微睡に揺れて気付く
夕影の空見知らぬ街並
誰もいないバスの静寂
聞き慣れないチャイムが響いた

17時過ぎのバス停から
見渡す景色やけに眩しくて
濡れた路面染まる茜色
いつか見たような愁いを帯びた影

甘い甘い甘い夢だけを抱き締め
僕はまだ彷徨う飾られた未来を
苦い苦い苦い現実を噛み締め
僕はただ歩いた暮れはじめた道を

灯る無数の街燈
夜空に星瞬いて
穏やかな月明かり
ぼんやり見上げながら
涙声で紡ぐ君への言葉
「ありがとう」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

想い出ハイライト

想い出ハイライトの歌詞です。

閲覧数:354

投稿日:2017/09/18 23:22:27

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

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