冷えた鉄製のドアに差し込む鍵 右足は鉛
誰もいないない 部屋は真っ暗闇 独り言ちた オカエリ
合鍵を持って 消えちまった 小さな影は 屹度
何食わぬ顔で戻ってくる… わけないか

ベランダ越しに3Fの夜景だ
想い散らした残骸は滑稽だ
「最悪な眺めね」君が嗤った気がした

さあ喰らってしまえ 喰らっちまえ 午前零時のモノノ怪
昨日の色に塗れた タマシイもろとも 喰らえ
そして LOSER のように 生温い 僕を惰性と疎み
any more any more 何もかも
無かったように 喰らってしまえ モノノ怪

ソファに寝そべり テレビをつけっぱなし 食べるダークチェリー
ニュースキャスターは 世界のウラオモテ 暴いているつもり
僕が今知りたいことはそんな 大袈裟な話じゃなくて
この狭い部屋で暮らしていた 2人のこと

ベランダ越しに 半壊の情景だ
灰の回想 何回も再生した
「もう行き止まりみたい」あの日 君は泣いていた

さあ喰らってしまえ 喰らっちまえ 夜に這い寄るモノノ怪
記憶の森の中から 出られない迷子を喰らえ
そして 今日も解けない 割り切れない 螺旋のような後悔
any more any more 何もかも
0になるまで 喰らってしまえ モノノ怪

夜の底 まだ何も 何も見えない模様
夜の底 刻々と 沈んでいく途上
「あなたにはもう何も感じないの」
埋まらない空洞を またなぞって

君をなぞってる

さあ喰らってしまえ 喰らっちまえ 午前零時のモノノ怪
過去に塗れた夜は カナシミどもの宴
そして LOSER のように 生温い 僕を惰性と嘲笑い
any more any more 何もかも
無かったように 喰らってしまえ
僕を喰らっちまえ モノノ怪

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

mononoke

詞曲:かしこ。

かしこ。のオリジナル曲「mononoke」の歌詞。

閲覧数:746

投稿日:2021/01/29 13:12:43

文字数:741文字

カテゴリ:歌詞

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