1
街で見かけた女の子
僕と目が合い顔を少し傾けふわっと微笑む 
一瞬にして僕は、恋におちた

ただの魔法使いの僕は、その日から修行も仕事も手につかず街中彼女を探し回る
逢いたい話がしたい近づきたい
だけど、どこにもいない

ある日師匠の言いつけでお城へお使いに
用事を済ませて早くあの子を探しに行きたい

庭園を通りそこには着飾った女の子が一人
僕の方を振り返り顔を少し傾けふわっと微笑む
‥‥‥‥‥見つけた。
この国のお姫様。僕にとってはただ着飾っているだけの一目惚れしたあの女の子

お姫様が一度お城を抜けだしたと聞いた事がある特に興味もなかった その時の娘なんだ
僕は声も出せず走って逃げた お姫様は何か言ったけど聞きもせず


2
結婚相手を頑なに決めない姫のために国王は国民から次期国王を決める舞踏会を開くと決めた

王位なんてどうでもいいあの子の隣に別の奴が立っててそれをこの国で一生見なきゃならないなんて嫌だ 狙いはこの国の姫様

競争相手は無数 お金や権力がない僕はどう姫の心を掴もう
その日からサボっていた魔法の力を磨きやっと出来た
持ってるのは魔法の星一つだけ
誰にも負けない姫への想いをたっぷりたっぷ詰めて口に入れた

どこかの貴族のフリして魔法で忍びこんだ舞踏会で一人月を見上げる姫を見つけ
姫様。小さく僕は囁き
振り向いた姫の唇を奪う
僕のたっぷりの誰にも負けない想いを注ぎ込む
僕に伝わるのは同じ想い
街で僕を見たあの日から姫様も僕を待っていた
口付けた後、同じ想いでいてくれてたの?迎えに来たよ
姫様は、頬を赤くして恋に落ちた

恥ずかしがると頬がピンクに染まる
指にそっと口づけると手がピクッと震える
髪を一房取るとふわっと甘い香りがして揺れる
黙って肩を引き寄せると固まって動かなくなる

どれも僕のお姫様の可愛い姿

君に永遠の愛を誓う国王になった僕だけに見せる姿
いつまでもいつまでも僕だけの可愛い愛しい姫

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

魔法の星

一目惚れした女の子を魔法使いの仕事サボって街中探し回り一国の姫だと知り次期国王を決める、舞踏会でなんとしても姫と一緒になりたくて、魔法の力を磨き姫への思いをたっぷり込めた魔法の星を持って姫の心を掴みたいという少年のお話

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投稿日:2014/09/13 22:46:26

文字数:824文字

カテゴリ:歌詞

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