君の長い髪が揺れる
俯く夜と春の匂い
繋いだ手の温もりを
忘れられないまま
君が笑うその仕草もいつか
消えてしまうんだって分かっていたって
進めないでいる
今日は終わる
それでも、僕らは
このまま夜の果てへ。
君は小さく手を振った。
後悔も無かったんだ
枯れた日々を泳いでゆく。
さよならも言えずにいた
恐かったんだ。
このまま夜の果てへ。
二つ影が歩いていた
君がいない明日とか、どうだ?
頼りない背中に手を振って!
このまま夜の果てまで
いつか思い出せるように
また笑いあえる日を想っている
想っているよ。
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