【法螺(ほら)だらけの紙芝居】
Aメロ
街の中に大きな人だかりができる
中心には紙芝居を読む女
女は本当のような法螺話(ほらばなし)
客は法螺(ほら)と知らず話に聞き入る
Bメロ
この女は本当のことを語っている
夜なべして作っている
すべてはお客さんを笑顔にするため
…この話も法螺話(ほらばなし)だったり
サビ
さぁさぁ 寄ってらっしゃい見てらっしゃーい!
今日は隣町であったこと
いつも真面目な二人組だけど
実は人騙しだったんだって
Aメロ
今日も女の紙芝居屋は大盛況
道幅一杯に広がる人
今日は新作が語られるらしい
ワクワクしながら待っている
Cメロ
「今日はあの山の話…」と語り出そうとすると
男がいきなり大声で
「その話もくだらない法螺話だろ?」
男は隣町の町人(ひと)らしい
サビ
さぁさぁ 寄ってらっしゃい見てらっしゃーい!
そんな声も罵声に掻き消される
嘘は真実には叶わない
そんな事昔からわかってた
サビ
女は崩れ落ちその場で泣いた
そして空を見上げてこう言った
「もう嘘なんて吐かないから…助けて」
…この言葉も嘘かもしれない
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