８月　折れた心を引きずって　街を歩く
喧騒　その全てが疎ましくて　　下を向いた
夕闇　ゆるやかに亡くしていく　そんな日々で
溜息　エンドロールを見ている　ような気分さ

間違っていた答えを　間違ったままにしたくなくて
失っていた時間を　　失ったままでいたくなくて
壊れていた想いを　　壊れたままにしたくないんだ
消えてしまわぬように

「カラフル」　 妙にはっきりしている　その意識が
「マーブル」　揺らぐように混ざって　一つになってく

視界に入るだけで　　光がさしていくようだった
触れているそれだけで　熱を帯びてくのを感じた
聴こえるその声だって　手を差し伸べてくれていたんだ
愛に触れた気がして

止まらない時計　鳴りやまない音
変わらない日々　癒せない傷
踏み出す一歩に　理由がなくても
留まる事に　意味がないなら　そう

間違っていた答えが　それでもいいと思えたんだ
失っていた時間も　　取り戻せるような気がした
壊れていた願いも　そのままでいいと言い聞かせた　
君に出会えたから


間違っていた答えは　間違ったままでいいんだ