夏の花
私は高台から 夜を見ている


金色が黒を切り裂いて昇り
瞬く間に大輪の花が咲いた


儚い花よ
私の「綺麗」と同時に枯れてしまう

遠い花よ
手を伸ばせども
ただ眩しいばかりで届かない


留めることが できないまま
一夜限りの花畑は 咲いては枯れるを 繰り返す


色々の花よ
それは 太陽の金 冷たい銀 茂る緑
海の蒼 泳いで踊る赤を思い出させる




いつからだろうか 華やかな美しさの中に
夏の終わりの寂しさを 感じるように なったのは

それでも 私は見ていたい
夏の雰囲気を味わいたい


夏の花よ
どうか また来年
この暑さと共に 咲きにきて




私は高台から夜を見ている

静かになった黒は ほんのり焦げくさい
余韻を漂わせていた

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夏の花

儚い花火

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投稿日:2014/02/19 03:05:27

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

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