それは一体どんな感じ
言葉にできない感覚を強制される
一言で言うと 辛い 苦しい 気持ち悪い
けれども求められているのはそれじゃない

それは一体どんな感じ
共感しようと彼らは善意で聞いてくる
そんな事は 知らん 無理だ 分からない
この感覚は私だけのものだから

共感してどうするんだ
分かり合えたら解決するのか
そうじゃないから辛いんだ
この痛みも苦しみも私から奪わないでくれ


もっと愛されていることが重みになって
息が上手くすえなくなってきたよ
そんな事すら分からずに
笑顔でにこやかに仮面を被る
もっと愛されていることが辛くなって
1人になりたいけれど足が動かない
こんな事ならあの時に
飛んでみせたら良かったのかな


それは一体どんな感じ
これは攪拌機で
脳をゆっくり回されながら
おろし金にかけられる感覚です

それは一体どんな感じ
これは無音の濁流の中で
賽の河原を永遠と
行いながら発狂出来ない感覚です

どうだ 分かったか 分かったか

理解できないものに言葉をつけされるな
苦しくて辛いものに名前を付けさせるな
名前が無いから耐えられていたのに
私から痛み（私）を奪わないでよ


もっと愛されていることが苦手になって
喉が閉まる感覚を覚えたよ
相手を理解できないのに
下手な笑顔を浮かべているんだ
もっと愛されていることが苦手になって
ふらふらと視界が安定しないよ
もうダメだって言いながら
薬（愛）を手一杯に飲み込んだ


もういいかい
もういいかい
辛い時間はおわったかい
もういいかい
もういいかい
朝日はでているのかい

もういいかい
もういいかい
救われる準備はできているかい
もういいかい
もういいかい
頭に薬が回ってきたかい

もっと救われたいと願うほど
薬の量が増えてくる
思考の渦がバラバラで
それでも楽になってくるんだ
もっと救われたいと願って　縋って　祈って
ボクはまた薬を飲む
愛しているのはこれだけだから
ボクを救うのは共感じゃなかった　それだけ