月照らす街
まなざし行き交う
異常なアンビ
この街はみな
心に悪意を
しのばせてる

欲をはらませて
偽りのやさしさで
近づいてくる 無慈悲なデーモン
毒におかされて
うわべだけののほほえみで
牙を隠すやつら 「かいぶつなのさ。」

かいぶつのパレード
この世はじごくさ
目にうつるもの
すべてが嘘つき
かいぶつのパレード
こころをころした
ヒトに街にほら
またうらぎられて

もうなにもかもしんじられない
すばらしき
あさましき
かいぶつどもさ

月照らすぼく
たちこむ孤独に
無常なエモ
この街でまだ
染まれない無垢な
ぼくが異常か？

やさしさころして
凍てつかせたこころで
沈めば 醜い泥ヘドロ
毒をのみほして
みにくい傷さらして
ひとり生きるぼくら「かいぶつなのか？」

かいぶつのパレード
ツギハギみにくく
うしろゆびさされ
哀れなこうしん
かいぶつのパレード
歪いろめがね
憎み蔑まれ
ひとりぼっちのむれ

すがるものなどここにはない
鬱くしき
かいぶつどもさ

暗い暗い世界産み落とされる
ひとりぼっちのかいぶつたち
それでも生きてゆけばいい
劣等感だきしめて　

かいぶつのパレード
この世はじごくさ
目にうつるもの
すべてが嘘つき
かいぶつのパレード
こころをころした
ヒトに街にほら
別れを告げてさ

ぼくらのパレード
まるでじごくさ
いつわりまみれでもきみは真実
ぼくらのパレード
ぼくの見てるぼく
きみに見えるきみが
かいぶつでもいい

おぞましいパレードは終わらない
すばらしき
鬱くしきかいぶつどものつむぐ
おわりなき
ものがたりだ