空腹が満たされない
何を食べても満たされない
開いた穴に詰め込んだ
飯と菓子を吐き出して
味のしないガムを噛む
足りない感情を埋めるように

空っぽだと気づいたのは
いつだったか 随分昔だ
誰のせいでもないけれど
誰かを責めれば少し楽だった
満たされないのはお前のせいだと
思うときだけ怒りで腹が膨れた

空腹が満たされない
何を食べても満たされない
好きだという言葉が軽い
愛という言葉が胡散臭い
抱きしめながら殴るような
あなたの言葉が理解できない


どこかに存在するような
夢物語を信じるくらいに
見えない世界のその先に
満たしてくれる食材があるのかと
歩き続ければ随分遠くだ

ここは何処だ 知らない荒野
砂を食べても霞を飲んでも
満たされないまま雨ざらし
何かで妥協を覚えれば
今ではない未来はあったか


空腹が満たされない
何を食べても満たされない
開いた穴に詰め込んだ
土も砂も零れ落ちていく


いっそ花の種でも埋めれば
咲く何かもあるのだろうか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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何をしても虚しいだけ。

閲覧数:63

投稿日:2022/10/01 18:27:28

文字数:433文字

カテゴリ:歌詞

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