ビル街の成す果てない翳りにも 日陰者の休める日陰は無くて

死にそうなまま 背だけ伸びてしまったな

倒れたい縋りたい 願わくば君に根を張って

吸い付いて蔓巻いて 皆を殺してでも



『反転』





誰かが傷ついたカオをしたら 僕は傷つけたカオをしなくちゃ

「許さない」の降る雨季の間しか  息を吸って吐いていいって思えないんだ

clientどうか僕を芽吹かせて 日溜まり伸ばした渇いた掌




わずかな水で熟れた心は未だ 人サマに渡せる出来でもなくて

愛もいつしか 欲しくなってしまったな


不幸せ蜜の味 願わくば僕を頬張って

幸福な木の実など 皆お嫌いだろう



『暗転』





誰にも騙されない利口な僕には 誰かに殴られない僕は

「愛さない」の照る乾季の合間では 生きる生える理由見当たんないんだ

clientどうかこの草結んで 久方伸ばした涸びた傷痕




誰かが傷ついたカオをしてた 僕が傷つけたフリをしなくちゃ

「変わりたい」の差す空の裂け目から 息を吸って吐いて鋸が落ちた

clientどうかまた生まれるなら 火の外伸ばした果実の甘さを




空転 



ハジメマシテ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

業雨

閲覧数:58

投稿日:2019/01/11 00:39:40

文字数:513文字

カテゴリ:歌詞

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