暖かいそよ風に包まれ
枯れないように立ち上がる
柵に巻きついて
明日には消える光を探した
薄れた空と見慣れた景色
いつものようにすれ違う
大きく息を吸って
ここにいるんだよと叫んでみせて
崩れていく足元
叶うなら私を見つけて
捻れた優しさほど千切れる
それでも生きてゆく
躓く道も 雨の中でも
歩き続ける 消えないうちに
まだ届かない 手を伸ばしても
蕾のままで 終われないから
手探りで強さを求めても
わからないまま行き詰まる
迷いながら叫んだ
本当の自分はどこなの？教えて
差し込まれた暗闇
消えそうで消えないこの痛み
歩くのが下手でも構わない
進んでいけるから
愛した場所も 愛した人も
守りたいから 前を向けるの
信じている 勝利を飾る
大輪の花 咲かせたいから
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