【A】
誰がために祈るのか
幾億の星は
墜ちゆく音に揺れて
永遠の夢を歌う

【B】
紡がれた記憶の向こうへと誘う風
偽りの奇跡に咲くのは何？

【S】
目覚め辿る木々の声は
あの名も無き旋律
虚ろう夜は終わりなく
優しい君‐幻‐に抱かれ


【A】
君がために願おう
思い出の果てで
見上げた闇に浮かぶ
愛おしい宝石

【B】
巡り会う物語の中に踊る影
君の歌声が響くのは何処？

【S】
独り揺蕩う迷い子に
どうか甘美な夢を
明けない黒の狭間で
草花に包まれ


【C】
全てが混じり合う儚い暁の時間‐トキ‐
降り注ぐ星たちに導かれ現で魅る


【S】
溢れ目映い陽の光
君の姿映して
覚めないでと望むほど
ここで焦がれていた

目覚め出会う二人の唄
ひとつになったこの空で
笑う星々に語ろう
未来の物語



～読み方～

【A】
たがためにいのるのか
いくおくのほしは
おちゆくおとにゆれて
とわのゆめをうたう

【B】
つむがれたきおくのむこうへとさそうかぜ
いつわりのきおくにさくのはなに？

【S】
めざめたどるきぎのこえは
あのなもなきせんりつ
うつろうよはおわりなく
まぼろしにいだかれ


【A】
きみがためにねがおう
おもいでのはてで
みあげたやみにうかぶ
いとおしいほうせき

めぐりあうものがたりのなかにおどるかげ
きみのうたごえがひびくのはどこ？

ひとりたゆたうまよいごに
どうかかんびなゆめを
あけないくろのはざまで
くさばなにつつまれ


【C】
すべてがまじりあうはかないあかつきのとき
ふりそそぐほしたちにみちびかれうつつでみる


【S】
あふれまばゆいひのひかり
きみのすがたうつして
さめないでとねがうほど
ここでこがれていた

めざめであうふたりのうた
ひとつになったこのそらで
わらうほしぼしにかたろう
みらいのものがたり