前回が一段落して今は夜。
リビングには、グルトがソファに座り今日朝あった出来事を思い返していた。
「・・・・・・」
何か、口が綻んでしまう。・・・なんでだろ?
そんな時、
「・・・・グルト君」
「・・・あ」
リビングにカイトが来た。
「・・・・カイト」
カイトはグルトの隣に座った。
「・・・今日一日・・・といっても午前中で帰ってしまったんだっけ。・・・でさ、ここでの<日常>はどうだった?」
「・・・・<日常>か・・・。・・・うん。ここでの<日常>はものすごく楽しかったとしか言いようがないぐらいかな」
グルトは久しぶりに、緊張しているのが分かった。・・・なんで・・・。
「・・・・そっか。よかったぁ。・・・急がずに、ゆっくりしていってね?じゃ、また明日」
カイトは優しく言って、立ち上がった。
「・・・・っっ」
「んふぁ?」
グルトは思わずカイトの服のすそを掴んだ。掴んでしまった。
そして、なぜだろう・・・
「・・・寂しい」
と口走ってしまった。
「・・・・・」
「・・・・・」
少し、沈黙がその場を支配した後、
「・・・うん。僕も寂しいかなー」
「・・・・?」
グルトは訳が分からなかった。
「・・・今、僕には大切な人が1人いるんだけど夜までは、さすがに一緒には過ごせれないから。・・・僕もすっごく寂しい」
「・・・・じゃあ・・・」
「んー・・・僕の部屋にはべッド1つしかないし・・・」
「・・・そっか。なら別にいいです・・・孤独なんて慣れましたから」
「・・・孤独」
その単語に反応したカイトはため息をついて、
「・・・じゃあ、今夜はここで一緒に過ごさせてもらおうかな。・・・ほら、あっちのベランダから見える夜空が綺麗なんだよ」
「・・・へぇ・・・」
グルトは、少しだけカイトのことを尊敬したのだった。
END
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