真白き残響に
ひとり佇む夢に追われて

てのひらに標したイニシャル
強く握って求めた

未来がすぐに見えるのなら
「明日」など言わない

ねえ、またね　会えるはずと
おろかな夢をみてるから
だから抱きしめて
本当に求めて
もっと

でも、まだね　会えないから
言葉つむぐ今を生きる
はっきり描いて　光の行く先
あなたと未来みつめたい


僅かな綻びと
感じたメロディー空に返して

手にした光景は
真っ白ひきもどされた現実

未来がいつか終わるのなら
明日までいさせて

ねえ、まだね　これからだと
諭す声を聴き分けたら
昨日の分まで笑顔でいられる
だから

ねえ、きっと　これからだと
何度思えば癒えるかな

いつか抱きしめた
あなたのぬくもり
今日まだ　そう共にある
まだ、覚えてる
「このまま…」

ずっと本当に忘れないままなのなら
会える？

でも、まだね　遠回りを
しているような白い街
光る街路樹に
飾る人知れず　涙

でも、まだね　笑えるよう
明日みつめ　息をするの
真白く憶えた
昨日の絆を抱いて
そう、未来まで