A
割れたような音がした 記憶の君から 遺されたのは どんな色だったか
今は 虚ろに響く音が ゆくえを 惑わせる 行かないでと

B
舞い落ちたそれは『嘘』だった 無垢な色に似せた
掬いきれずに 足もとに重く 募ってく
溶かせないまま残った 最後の 音色はまだ
君のこと 信じた 自分の欠片

S
真っ白に 塗り尽くした過去の 想いが 記憶が 痛みが
「またいつか」 淡い音に揺れた 想いが 記憶が 愛しく 優しく 呼んでる
断ち行くには まだ早いと


A
急かすような音がした ドクリ
この場で 立ち止まる事を許さないって鳴いた みたいに


S
真っ白な 世界に光るのは 想いと 記憶と 痛みと 背を押す 君だけ
わたしを導いて

B
舞い上がるそれはひとつの 希望にもよく似た
とらえきれずに 遥か高く 羽ばたいてく
春風にとけるような 最初の 音色はただ
君のこと 愛した 記憶の欠片

S
真っ白な 世界に閉じ込めた 想いが 記憶が 痛みが あの日そのもので
誰にも奪えない

S
真っ新に 塗りかえた景色は 音色が 鮮やか 響いて
真っ新な 世界に託された 想いが 未来が 儚く 優しく 呼ぶなら
最期の時まで生きよう

A
唄うような音がした 記憶の君から 語り継ぐのは 無垢色に降る音


ーー以下より、ひらがな全文ですーー

われたようなおとがした きおくのきみから のこされたのわ どんないろだったか
いまわ うつろにひびくおとが ゆくえお まどわせる いかないでと

まいおちたそれわうそだった むくないろににせた
すくいきれずに あしもとにおもく つのってく
とかせないままのこった さいごの ねいろわまだ
きみのこと しんじた じぶんの かけら

まあしろに ぬりつくしたかこの おもいが きおくがいたみが
またいつか あわいおとにゆれた おもいが きおくがいとしく やさしくよんでる
たちゆくにわ まだ はやいと

せかすようなおとがした どくり
このばでたちどまることおゆるさないって ない た み たい に

まあしろな せかいにひかるのわ おもいと きおくといたみと せおおすきみだけ
わたしおみちびいて

まいあがるそれわひとつの きぼうにもよくにた
とらえきれずに はるかたかく はばたいてく
はるかぜにとけるような さいしょの ねいろわただ
きみのこと あいした きおくの かけら

まあしろな せかいにとじこめた おもいが きおくがいたみが あのひそのもので
だれにもうばえない

まあさらに ぬりかえたけしきわ ねいろが あざやかひびいて
まあさらな せかいにたくされた おもいが みらいがはかなく やさしくよぶなら
さいごのときまでいきよう

うたうようなおとがした きおくのきみから
かたりつぐのわ むくいろにふるおと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

--歌詞応募済 タチユキ

ご覧頂き、ありがとうございます。
sotaroさんの楽曲(https://piapro.jp/t/qE6N)への歌詞応募です。(※今回は不採用でした)

雪の中、過去の悲しみを断ち行く姿をイメージして書きました。

閲覧数:108

投稿日:2024/01/21 19:25:13

文字数:1,184文字

カテゴリ:歌詞

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