君のことを知りたくて
 雨中(うちゅう) 独り歩いた

 雨粒は煌めく
 瞬く信号
 窓に映る 僕


 君の声が聴きたくて
 雨中 耳を澄ませた

 雨粒は降り注ぐ
 輝く空
 手を広げる 僕


 嗚呼
 
 雨は降り続ける

 手を広げても
 僕がつかめるのはほんの一部だけ


 嗚呼

 雨は降り続ける

 独り占めしたかった
 僕が知っているのはほんの一部だけ


 雨粒を詞(ことば)だというのなら
 僕は音楽になりたい

 君とふたりで
 音を奏でよう


 雨音を音楽だというなら
 僕はいったい何?

 君は笑うだけ
 応えてくれよ


 何かになりたくて
 雨中 独り歩いた

 雨粒は消えてゆく
 瞳瞬く
 頬を伝うのは なに?


 雨歌を聴きたくて
 雨中 耳を澄ませた

 雨粒は流れる
 輝く歌
 口からこぼれる 嘘?


 嗚呼

 涙は零れ続ける

 目を瞑っても
 抑えられるのはほんの一部だけ


 嗚呼

 涙は零れ続ける

 隠していたんだ
 君が知っているのもほんの一部だけ


 雨粒を詞(感情)だというのなら
 僕は全てを聴きたい

 君とふたりで
 話しをしよう


 雨音を音楽だというのなら
 君はいったい何?

 僕は笑うだけ
 応えられない


 雨粒が詞で雨音が音楽ならば
 僕の居場所は何処にもない

 君はひとりで
 完結している


 流れる涙とともに零れた詞(おもい)を
 僕は独りで歌うから

 君がよければ
 音楽を付けて


 雨歌を作ろう

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雨歌

雨と恋の詩です
音楽をつけてくださる方を探しています。
指定や希望はありませんので、この言葉に合う曲をつけてください。

閲覧数:136

投稿日:2022/05/15 16:42:07

文字数:659文字

カテゴリ:歌詞

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