ヒラヒラ宙を舞う銀杏 行く道を埋めて
目を逸らしたくなる様な記憶は甦る
カーテン越しの陽が冷たい部屋掻き回す
虚ろな目でふと見上げたホコリ輝く
遠い冬の鐘が鳴り響く 真新しい季節の訪れ告げて
「おやすみ」夢への扉 開けてくれました
いつしか目を覚ましたら追い出されていたよ
イルミネーション灯されるニュースを見た
あの日と同じ景色なのに逆さまな想い
過ぎた冬が届けてくれたよ 赤い椿 君も泣いているのかな
羽ばたいていった美しい羽で 飛び立てないと立ちつくし震えていた
来る冬を暖かくすると 消えかけていたロウソク空に掲げる
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