1A
金の髪の孤独な少女は
神よと祈り捧ぐ
御許に願い届き
もう一人の寂しさ癒えていく

1B(主)
お喋りしましょ
いつまでも一緒に
お出かけしよう
はじめて呼ばれた友達だと

1B(対）
夜中まで
離れない
どこへでも
私の名前はオーフェリア

1S(主）
何にも知らない　友達の真実
巷で流れる噂さえも
――真夜中に出歩くと皆殺される
もう五人死んだ　犯人はまだ捕まらない――
少女は知らずオーフェリアと出かける

1S(対）
誰も知らないオーフェリアの真実
真夜中に流される噂さえも
赤く　染まる
オーフェリアは捕まらない
少女は知らず一人で出かける

2A
赤い髪で微笑む少女は
大振りのナイフ握る
月のない真夜中に
もう一人の”私”が囁くの

2B(主)
カヌレのように
青い薔薇のように
口づけのように
溶けてく　憧れ　狂わす声

2B(対)
甘すぎて
馨しく
約束を
ひとつになりましょ　深くまで

2S(主）
今日もまた殺され　凶器にはナイフ
闇に紛れる少女の姿
少女の金髪は　血で赤に染まる
そう少女が犯人　でも少女は何も知らない
殺してるのは自分ではないから

2S(対)
闇に翻る大きなナイフ
女に突き立てる少女の姿
赤く　染まる
でも少女は何も知らない
殺してるのはオーフェリアだから

2C
Ah...　少女の願いが神に届くことはなく
Ah...　――私だけが孤独なんてイヤ――

3S(主)
孤独な少女が　願い喚び出した悪魔
孤独な人を増やすために
オーフェリアが本当に存在するのか
誰もわからない　少女の心に棲む悪魔
他の誰にも見ることはできない
金髪の少女の　名前はオフィーリア

3S(対)
オーフェリアは少女の悪魔
満たされて幸せな人が憎い
闇に　堕ちる
少女の心に棲む悪魔
他の誰にも触れることはできない心
赤い髪の少女の悪魔　名前はオーフェリア