低い空に届かない手でも あなたの耳をふさげるのに
緩く繋いだ手からこぼれた甘さは 拾えないでいた

誰かから借りた言葉だけで おとぎ話を宙に描いて
狭く浅いせいだか 心はすぐに満ち足りた

どうしたいわけじゃない そんなわけもない なんて 言えなくて

どうにか擦り合わせて寄り添わせた感情と
遊ばせて休んだ分のノイズを切り落とすように
「ごめんね。夢に溺れるより、波のない日の方が」
望んだ正解を持て余してただ沈んでいくの

ずるい言葉に 瞳に いつまでも騙されていたかったのに
あいまいな温度の優しさだけが 弾かれて

気付かないはずがない 思い違いじゃない? だって ひどいひと

そうしてすれ違ってすり減らした永遠と
尽くした無理なんて最初からなかったかのように
「ありがとう。これだけ忘れないで、ただ幸せだった」
あなたをなぞるような嘘で上書きしていくの

冷たい雨の音でほどいてほしいけれど
記号のない感傷があなたに視えるかしら

どうにか擦り合わせて寄り添わせた感情と
遊ばせて休んだ分のノイズを切り落とすように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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投稿日:2015/01/17 15:28:00

文字数:463文字

カテゴリ:歌詞

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