指折り数えるあの日は何処
靡く御髪に椿の花を

引き摺り逝きて候、
墜ちて散りけり候、

尚、美しき。


爪弾く三味に紅濡らし
眦掠める椋の羽根

逝きずり求めて候、
そなたの首を乞いて候、

嗚、美しき。


血塗れの桜花食みし日想ふ
水子の悔ひはそなたの枕に

引き摺り嘆き候、
堕ちて咽び泣き候、

否、美しき。



↓以下読み↓

ゆびおりかぞえるあのひはいずこ
なびくおぐしにつばきのはなを

ひきずりゆきてそうろう、
おちてちりけりそうろう、

なお、うつくしき。

つまびくしゃみにくれないぬらし
まなじりかすめるむくのはね

ゆきずりもとめてそうろう、
そなたのこうべをこいてそうろう、

ああ、うつくしき。

ちぬれのおうかはみしひおもうふ
みずこのくひはそなたのまくらに

ひきずりなげきそうろう、
おちてむせびなきそうろう、

いな、うつくしき。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

美醜談

和風で。
解釈はおまかせします。
暗すぎるので。笑

連日で暗い歌ばっかりアップしてすみません!!笑

閲覧数:163

投稿日:2008/05/21 21:33:30

文字数:386文字

カテゴリ:その他

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