-堕落の名前-
崩れ落ちる世界でさえ 君は強く輝いていた
あの日一目見て恐れ
あの日その声を聞いて耳を覆った
美しい声 美しい姿
私の心臓を掴む君が怖かった
花弁(はなびら)が舞い落ち
太陽が照りつけ
足早に去る紅の中
銀(しろがね)に踏み出す覚悟をさせて
君はこの手を酷く優し気に引く
崩れてゆく 制止もきかず
そよぐ風が泣き叫んでいるのに
堕ちてゆく 訳もわからず
この身体は震えているのに
(だって君は 温かかった)
夢の中で出会う時も
夢の中で凍える寒さを知る時も
此方へおいで 一緒に居るよ
聞こえぬ君の声を信じたくなかった
色に溢れ芽吹き
さざ波を聞きながら
枯れるに忙しい皆の中
君は殊更強く私を抱き締める
弾けてゆく 抑えも利かず
こんなに恐れているのに
堕ちてゆく 闇もまだ知らず
欠落が深くなっていくのに
(だって君は 儚かった)
詩(うた)を謳う私の喉元に突き立てられた
鋭い白刃の切っ先
靡く絹の髪は色めき静かに迫る
嗚呼何故 何故あなたはこんなに
美しい
堕ちてゆく 訳もわからず
この身体は震えているのに
堕ちてゆく 闇もまだ知らず
欠落が深くなっていくのに
終わりを待つ それだけの世界
なのにあなたはずっと輝いている
私を包んで 涙を流す頬
何も無かった私の中が 哀しいと言った
だって君は 私を天(そら)から堕とした
だって私は 君のために翼を折った
だって君は 私を愛してくれていた
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