夢が醒めて 涙零れ落つ
心行方知らず 知らず
疾うに陽(よう)は落ちて 気も暮れる
浮き世などより 浮き橋恋しくて

今日もまた人の顔した群れの中
仮面を付け踊る姫

還りたくとも還れない
傷を増やしながら
舞踊るは夢の舞
塗(まみ)れる俗液と


朝は瞬で夜は長々く
目眩慣れて眠る病葉(わくらば)

夢の園でゆらりゆらり
仮面を捨て踊る姫

還りたくとも還れない
理想に寄り添って
舞踊るは薬(やく)の舞
傾く砂時計


近く遠い郷の魔性に毒の風
仮面の無い杜の姫

還りたくとも還れない
傷は癒えないまま
舞踊るは病(やみ)の舞
閉ざされた未来
還れぬ還れない
模倣を重ねても
舞踊るは終(しゅう)の舞
此にて幕下ろす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

杜姫

閲覧数:233

投稿日:2017/06/11 00:27:53

文字数:312文字

カテゴリ:歌詞

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