アルテミスの説教
「世界なんて」と呟いて
晴天を煽る 自棄に青い
それが慰めのつもりか
手すら差し伸べなかったのに
卑怯者め
放て 空の向こうへ
ボクラがまだ 未熟で 脆弱だとしても
必死に生き抜くことが
正しいとは言わない 言えない 今の君では
足元に転がるこれは
誰の声だろう 名前もない
「嘘ばかりついた青年期
こんなはずではなかったのに」
痛みの音
放て 世界を超えて
ボクラがまだ 稚拙で 不器用だとしても
一矢に込めた願いを
なら私が救おう 叛逆の音を鳴らせ
生きていることの虚無感に
押し潰されて 凹んだのは
遠い昔さ
放て ボクラの音を
日々の中の痛みを 苦しみを込めて
そして 「世界なんて」と
擦れた顔で笑ったら 何かが変わるんだ
放て 何もかもすべてを
音に乗せた願いは 未熟で 脆弱さ
ボクラ 最後に笑おう
泣いた青はさよなら 踏み出せ 次の舞台へ
青く晴れた空の下で
一人掻き鳴らす 誰も知らない声を
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