君がいなくなる夢を見た
明日が壊れる夢を見た
後ろ振り向いた瞳には
遠く消えてゆく君を見た

なぜだろう　触れる指先
ガラスの破片が飛び散って
脆すぎる　心に刺さり
最後の瞬間近づけた

失うこと　求めること
人は繰り返し生きてくけど
私はもう　求めないよ
そしてもう失わないから

私いなくなる夢を見た
私が壊れる夢を見た
鏡を見つめる瞳には
私の知らない人を見た

なぜだろう　霞む視界が
私を誘っているようで
フラフラと　ホームを歩き
最後の瞬間近づけた

叫ぶ声と　響く音と
揺れながら落ちてくこの身体
私はもう　失わないよ
だってもう失ってるから

失うこと　求めること
頬に触れているその指は
私はもう　求めないよ
全てそう夢だったの

（読み）
きみがいなくなるゆめをみた
あしたがこわれるゆめをみた
うしろふりむいたひとみには
とおくきえてゆくきみをみた

なぜだろう　ふれるゆびさき
がらすのはへんがとびちって
もろすぎる　こころにささり
さいごのしゅんかんちかづけた

うしなうこと　もとめること
ひとはくりかえしいきてくけど
わたしはもう　もとめないよ
そしてもううしなわないから

わたしいなくなるゆめをみた
わたしがこわれるゆめをみた
かがみをみつめるひとみには
わたしのしらないひとをみた

なぜだろう　かすむしかいが
わたしをさそっているようで
ふらふらと　ほーむをあるき
さいごのしゅんかんちかづけた

さけぶこえと　ひびくおとと
ゆれながらおちてくこのからだ
わたしはもう　うしなわないよ
だってもううしなってるから

うしなうこと　もとめること
ほほにふれているそのゆびは
わたしはもう　もとめないよ
すべてそうゆめだったの