世界でいちばんのしあわせもの。





ずっと楽しみにしていた瞬間が、私の中でどれほどの価値を見出すかは、


よほどのことがない限り、自分の思い入れで決まるものだと


私は思っている。


新しい感情との出会いが、私の中での幸せの価値観をさらにあげていく。


繰り返すような毎日の中で、悲観的になり、目をそらしたくなることはあったけれど、


そんなことを忘れさせてくれるような瞬間がくるたびに


私の暗い暗い気持ちは、一瞬で晴れる。


そして、世界でいちばんのしあわせものになる。


「生きててよかった…」


そう思いながら本を閉じる。だってこんな素晴らしい本の世界を堪能してから

1日を迎えられるなんて。

明け方近くなった空を眺め、今更眠る事もきっと出来ないから

学校に行く準備をする。


今日読んだ小説はかなり面白かった、やっと借りられた新作、図書館に行ってもいつも先約がいて


やっとの事で、今回借りれたんだ。


こんな最高な朝を迎えても、きっとあと数時間もしないうちに、

地獄のような監獄に閉じ込められることになる。


薄れていく感情が、すぎていく時間が、私を現実へと引き戻す事になる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

世界でいちばんのしあわせもの。

書き直します、、


過去に書いていたものを順番に書いていきます。。

閲覧数:82

投稿日:2018/08/19 20:36:36

文字数:514文字

カテゴリ:小説

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