A
手を引いて 小道を抜けて
この町を見渡せる人の来ない丘
背の伸びた夏草との間で
雲に彩られた空に手を伸ばした
B
月が満ちた次の日
大通りのバスに乗って街に向かう
S
夕暮れに染まる町見つめ
時に置いていかれることを望んだ
ぽつりと点いた電灯は
ねえ 何を照らそうとしているの
寂しげに光り始めた 青い季節
A
満たされた天(そら)に 上弦の月
あの街でも見上げたら見つかるのかな
手をつなぐ 帰りの夜道
言葉は少なく それでも分かってる
B
蛍の光を追って
走り回ったこの道とも もうお別れ
S
闇に染まったこの街の天(そら)を
満たす光が滲み ぼやけていく
ぽつりぽつりと冷たい小雨
ああ 思い出たちが溢れ出した
朧げに光り続ける 青い夏
B
行かないで という顔で
行ってらっしゃい という君は
S
昼下がりのバス停で二人
指切り嘘ついたら針千本
ぽたりと頬が厚く染まっていく
もう 手を離さなくちゃ
S
サヨナラの扉が開いた
チクタクと時間は戻らない
ぽかりと空きそうな胸の奥
そっと 繋ぎ止める約束の糸
強かに輝き続ける青い街
コメント1
関連動画0
歌詞設定作品1
ご意見・ご感想
Megmin
使わせてもらいました
初めまして、作曲をしているMEGKENと申します。
今回、ウーフさんの作詞された「メタリックブルーに染まる町」に曲を付けさせていただきました。
宜しければお聞きいただけると幸いです。
http://piapro.jp/t/sazZ
事後報告となり申し訳ございません。素敵な詞をありがとうございました。
よろしくお願いします。
2017/09/12 14:29:43