放課後の教室 そのすみっこが いっつも
君の居場所だった

大好きな漫画のキャラ 落書きしてた
僕に不意に 君からの言葉が舞い降りた

綺麗に揃った文字の 並んだノートは
字が下手くそな僕の 憧れだったけど

君の心が描く その世界は
未だ少し僕には 早すぎたんだ

『せつなさ』を『せつない』と書けば それで
詞書きは終わりだからと そんな事
君は言ってたね 
僕にはそれが なんだかよくわからなくて
でもなんか カッコイイって思ってた

書き出す言葉 一つ一つが
その身を削り込んで 生まれた様に
怖いほど研ぎ澄まされてた

薄っぺらな言葉遊びじゃ 誰も
心動かすことなど できないんだと
君の穏やかな瞳は どこか冷たく
微笑んでいたんだ

そう 大人びたというには
なにかが違っていて
そうだ やり方ひとつから
違っていたのかな
その世界のために そのためだけに
君がいる そんな感じだった

もしかしたら
君の存在は 最初から
この世界 ここじゃ無かったのかもしれない だなんて
そんなことまで 僕に思わせた君の存在って
いったい 何 だったのだろう

真実を求める までもなく
ほんとうのことは いつもそこにあって
迷うことも 探すこともない
安らいだ世界 君はいってしまった

現在(いま)になってこれが君の
生きてきた証(あかし)だなんて
思う 思い出すことになるなんてさ

君が憂うほどに 大好きな世界に
どうして 君だけがいない
いそぐこともない 道のりだったはずなのに
どうして 君だけが
いない いない

君から見れば僕は ただの変わり者で
あの教室のすみで覚えた 最初のさみしさが
今は懐かしく 思えるのは
君の世界に 魅せられた僕だから

君の言葉の力に
なにもかも 越えて包み込み 果てしなく続く
優しさと憂いに 満ちあふれた
君の言葉の世界

23/Nov./2020

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君から見れば僕は ただの変わり者で

R.I.P

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他所のサイトですが、佳い曲を附けて頂きました。
よろしかったらリンクからお楽しみください。

http://musictrack.jp/musics/97399
Music Track

『君から見れば僕は ただの変わり者で』
作詞:まほうびん/魔法瓶
作曲:島田良彦
編曲:島田良彦
ボーカル:島田良彦
ミキシング:島田良彦

閲覧数:110

投稿日:2023/04/11 21:31:35

文字数:799文字

カテゴリ:歌詞

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