「標本室の白昼夢」

アラスカの森に広がる砂漠
あの少年が遺した歌
水の枯れた海で溺れた月
鳥達が泳ぐ夢を見る

懺悔をする痩せた野良猫の目
煙草を吸うブリキの人魚
初夏の夢に降る綺羅星の雪
ナミクアに流れる魂

踵の潰れたスニーカーを履きながら
僕らは永遠にこの波に迷う
21回目の深呼吸、二人駆けた
汚れて傷付いた太陽を求めて


ベルリンで破れた夜中の塗膜
あの少年が遺した歌
盤上の端で踊る兵隊
標本室の白昼夢を見る

水平線と朝の 間に光る造花
朽ちて崩れた愛に 色彩を着けてくれ

色褪せて縒れたスニーカーを履きながら
僕らは永遠にこの海に迷う
42回目の過呼吸、二人駆けた
汚れた美しい涙に願い込めて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

標本室の白昼夢

轟音シューゲイザーに仕上げました

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投稿日:2024/04/02 13:00:25

文字数:307文字

カテゴリ:歌詞

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