ゆるい温もり 囁く君の声
逃げ出さないように 手を繋いで

ほら 重なる指先から 触れ合う肌と肌から
震えてる想い達 溢れ出して 今世界揺らし響いていく
いつから 熱はまだ冷めぬまま

夜空で照らしてた 少し欠けた月を
映した水面に この手を伸ばした
どれだけ足掻いても 届かないとしても
諦めきれずに 幾度もかき鳴らす

甘い息 重なる胸の音
間違えないように ねえ教えて

交わしあう 曖昧な言葉に
愛する 心さえ伝わらず

水の中に浮かぶ わずかに欠けた月
まだ手を伸ばして 追い求めている
光を閉じ込めて すくう指の端から
零れ落ちていく 白金の雫

嗚呼 君の心はニセモノで 別の誰かの姿だけを
想い続けているのだろう 触れた僕の指さえ
見えて いないだろう?

この手に残るのは 冷たい水ばかり
一筋の光 掴むことできず
永久に変わらないで 空に浮かぶ光
僕を見下ろして 優しい月明かり

まだ 遠い人

―――

ゆるいぬくもり ささやくきみのこえ
にげださないように てをつないで

ほら かさなるゆびさきから ふれあうはだとはだから
ふるえてるおもいたち あふれだして いませかいゆらしひびいていく
いつから ねつわまださめぬまま

よぞらでてらしてた すこしかけたつきを
うつしたみなもに このてをのばした
どれだけあがいても とどかないとしても
あきらめきれずに いくどもかきならす

あまいいき かさなるむねのおと
まちがえないように ねえおしえて

かわしあう あいまいなことばに
あいする こころさえつたわらず

みずのなかにうかぶ わずかにかけたつき
まだてをのばして おいもとめている
ひかりをとじこめて すくうゆびのはから
こぼれおちていく しろがねのしずく

あ きみのこころわニセモノで べつのだれかのすがただけ
おもいつづけているのだろお ふれたぼくのゆびさえ
みえて いないだろお?

このてにのこるのわ つめたいみずばかり
ひとすじのひかり つかむことできず
とわにかわらないで そらにうかぶひかり
ぼくをみおろして やさしいつきあかり

まだ とおいひと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

水面のムーンライト

kinucocoaさんの素敵な曲(http://piapro.jp/t/9f0W)に採用させていただきました!
相手には他の好きな人がいたけれど、気づかないふりをして付き合っていた……そんな内容の歌詞となっております。

閲覧数:399

投稿日:2017/05/21 00:47:01

文字数:900文字

カテゴリ:歌詞

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