「あっこ見て!」
「村の人らが集まって神頼みしてんで」
「めっちゃ大変なんやろな。今年もようさん、死んだらしいし。ほら」
「自分らの平和を願って」
「今夜は誰に白羽の矢が立つんやろな」

選ばれた命は神に捧げられ
置いてかれた魂は還る場所がなくなって

行き場を失い、ただ、ここで
踊っている


「明日生きてんのかわからんのを、何とか生きてきた」
「理不尽なことばっかでも、頑張って生きてきた、けど、」

「今こっから見てみると、恐怖に操られて、」
「みんな傀儡みたいやんなぁ」

死を迎えた傀儡はやがて肉体を抜けて
空っぽになって、より、軽やかに踊る

幼い魂は、まだ、ここで
踊っている


「もし神が虚構でしかないのなら、」
「もし私が傀儡でしかないのなら、」
「幕引きまで踊りましょう」
捧げた鼓動と、波の音に合わせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

傀儡の舞

傀儡の舞の歌詞です。

閲覧数:36

投稿日:2024/04/06 04:22:20

文字数:364文字

カテゴリ:歌詞

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